昨日は、東京社会福祉士会による「自殺予防ソーシャルワーク研修」を開催しました。
去年委員会が立ち上がり、いろいろ準備を積み重ねてこの度開催の運びとなりました。定員をはるかに超える人数の方が申し込まれたため、20名以上の方にお断り頂きましたが、会場には約100名ぐらいの人が熱気と共にひしめいていました。
講師陣は錚々たる顔ぶれで、最初に当自殺予防ソーシャルワーク委員会委員長である上智大学の小高真美氏、自殺や自傷分野の第一人者の精神科医、松本俊彦氏、自死家族の会「あんじゅ」の南山みどり代表と多士済々の方々にご登壇頂きました。
私も最後の演習担当を務めました。
おかげさまで盛況に終わり、委員会参加希望の方も20名ほど現れ、更に委員会が活発になりそうです。
近年では若年者の死亡率第一位が自殺となっており、若年者の自殺をどう食い止めるかが喫緊の課題となっています。
私が昨日感じたこととして、二点あります。
一つは、「死にたいって思ってる?」、「自殺考えてる?」といったストレートもストレート、ど真ん中の直球の質問をできる支援者をいかに増やすかということ。
それを支援者が言うことが自殺の大きな抑止力になるからです。
そして、もう一つ。
それは、何度でも何度でも何度でも言います。
繋がりを作ること。それに尽きます。
これが基本であり、これが応用であり、これが全てです。
そのために支援者に求められること。
とにかく信頼性作り。ラポールの形成。
そしてそのために必要なこと。
共感と傾聴。本物の。
「相手の目で見て、相手の耳で聞いて、相手の心で感じること」
この二つができる支援者が増えていけば、間違いなく自殺の大きな抑止力になると、私は強く思います。
そして、話は変わって、今日は自己肯定感を高めるワークショップを開催しました。
様々なワークを行い、悶々とされた方、満足された方、いろいろいらっしゃって私にとっても勉強になりました。
今後も月一回の開催を継続していく予定です。