【佐藤の主観的読書書評②です】

最近の読んだ本の主書評です。まずはこれから。

「ドラッカー全教え~自分の頭で考える技術~」

【佐藤の主観的書評】8

初めてのドラッカー本でしたが、かなり良かったです。
読んだ第一感、あ、ドラッカーはカウンセラーだと思いました。

たまたま、専門とするところが対企業なり組織であっただけで、対人だったとしても、相当な名カウンセラーだったんだろうと思います。

なにせ、質問が深いですから、単なる悩みごとの相談というより、人生とか生き方とか、死生観とか、そういった深い意味でのやり取りできるカウンセラーに即なれたのでは?と思いました。

勉強になりました。

そして続いて、思わずドラッカー連打。

「NHK『100分de名著』ブックスドラッカーマネジメント」

【佐藤の主観的書評】8

これも良かった。とても勉強になります。
私は経営は無学で勉強中の身ですが、ドラッカーがいかに本質の話をしているかが響いていきます。

結局は人間学なんだと実感します。

本の中から抜粋。
ドラッカーが大学院の授業でたった三つの質問を社員に聞けばその会社がどれほどのものかが分かると言ったとのこと。

その質問が以下。

「あなたは会社で敬意を払われていますか?」

「あなたが仕事上の能力をつけようと思って、勉強しようと考えたり、自己啓発に励もうとした際に、会社は応援してくれますか?」

「あなたが会社に貢献していることを、会社は知っていますか?」

あくまで、これは抜粋に過ぎません。
ただ、これだけでもドラッカーが経営をどういった姿勢で考えていたかが分かります。

思わず早く体力を付けて、私も社員を雇用できるようになりたいって思ってしまいました。

そして、最後が以下。

「『生きる意味』を求めて」

【佐藤の主観的書評】5

今年、人の生きる意味についての講座をやらなきゃならないので、これ系の本を結構読まなきゃならないという結構大変な感じです。

だから、「夜と霧」という20世紀の10大名著と呼ばれる本を書いた、フランクルの本を買って参考にしようと思いました。

ところが・・・

ちょっと勘弁してよというぐらい私には難しすぎました。
これ、フランクル、一般の人向けに書いてねえんじゃねえの?なんて思ってしまいました。

ただ、随所にやはりフランクルならではの「意味」についての深い言葉があります。

「人間であるということは、常に自分以外の何か、自分以外の誰かといった、満たされるべき意味や出会うべき他者に向かおうとする存在なのである。たとえて言えば、健康な眼が、眼それ自体を見ていないのと同じように、人間もまた、自分自身を捧げることによって自己を超越し、我を忘れている時にこそ、みずからの持つ力を最大限に発揮できるのである。われを忘れる感受性を高めることに役立ち、自己を捧げることが創造性に結び付くのである。」

移してみてやっぱ難しいと思いましたが、この文はいわゆる最近の言葉で言えば「フロー」とか「ゾーン」、森田療法の祖、森田正馬で言うなら「三昧の心境」、一般的に言えば自分自身を生きる、あるいは使命に沿って生きるといったことにもつながるのかなと感じました。