ブログ移設に伴い過去ブログを転載します(2017年記事)


今の時代のキャリアカウンセリングあるいはキャリアコンサルティングは、かつてのそれとは非常に異なっています。

かつては適性やマッチング、そしてキャリアアップに伴うスキルアップ、そういった発想の元の支援でした。

一言で言えば会社に自分を合わせる。
これからの時代は自分の人生に会社を働き方を合わせる。

つまり、21世紀型のキャリア~すなわち働き方は、自分で自分の人生を描いていかなければなりません。

まるで、真っ白なキャンパスに描くかのように。

そのためには自分の指針がなくては前に進めません。
それは大海原で航海するために必要な、コンパスであり航海図です。

それさえあれば、突然のアクシデントなり不測の事態に陥っても、再び航海に戻ることができるのです。

それがなかったら、もしかしたらたった一度の嵐に遭遇しただけで難破してしまうかもしれません。

じゃあ、それをどうやったら探れるのか?

それが、アドラー心理学✕サビカス理論の新時代型キャリアカウンセリングです。

誰しもが分かっているようで分かっていない、自分にどんな仕事が合って、どんな働き方をしている時自分がイキイキ充実するのか、そしてどこを目指していけば良いのか、それを言葉で紡ぎ出します。

以下、キャリアデザインカウンセリングを受けての後藤伸子様のご感想です。


働き始めてから17年という長い年月が過ぎたのにも関わらず、未だに働く自分というのが受け入れられず、自分が何をしたいのかも説明できず、悶々と過ごしてきました。

自分には何も出来ない、職場でも居場所がない、という想いがどの職場でもありました。

第1子出産後は特にその思いが強く、焦りからNICUに子供が入院している時から出勤していました。第2子出産後は、心身のダメージが強く、産後3か月目から復職しましたが、ただただ毎日出勤しているだけ、のような時期が2年ほど続きました。

今回、来年度の異動の話を受け、当初は自分が不要な人材であると判断されたと思い、ショックを受けました。しかしながら、よく考えてみると、自分の求めている方向性にあった職場のようでもあります。今よりも忙しくなるのなら、なおさら、自分が何を求めていて何を目指しているのか、家族に説明が出来るようになりたい、自分にも何か出来る、居場所があるようにしたい、と強く思いました。また、就職にあたっては、「抱負」を記載することが求められていましたが、このもやもやした状況では書けない、とも思ったのです。

どうしたらいいのか、と思ったときに、大学の同期である上谷実礼ちゃんが、ライフスタイル診断を受けた際の投稿を思い出しました。暫く前のことではありましたが、とても響いたため記憶に残っていたのです。彼女に早速連絡をとり、佐藤さんのHPについて教えていただいたところ、まさに私が求めている「キャリアデザインカウンセリング」を見つけました。

ご連絡したところ、私の「抱負」の締め切りに間に合わせたい、という勝手な要望に速やかに答えてくださり、その温かさにまず驚きました。

初回90分の聞き取りは、zoomを使って家人不在の自宅で行っていただきました。ついつい横道にそれる私を上手く誘導してくださりながら、いくつかの質問をしていただくわけですが。

懐かしい思い出を流涙しながら語り、話していることは過去のことにも関わらず、その考え方の流れが驚くほどに今の自分の人生観や仕事観に繋がっていること、縛られていることを、ご指摘を受ける中で気づかせていただきました。そうしてさらに、自分が大切にしてしまっているが、良くないのではないか、と思っている数々の事柄について「いいんじゃないですか、どんどんやっちゃってください」と言っていただきました。

その瞬間、なんとも言えない安堵感?すっきり感?に包まれました。そして、あれ、似たようなことを夫にも言われ続けてきたじゃないか、とも。

フィードバックの60分強は別の日にご指定いただいた喫茶店で行っていただきました。

「私の働く物語」というのを佐藤さんと一緒に一語一語確認しながら行うのですが、これまた不思議なほどにしっくりくる言葉が散りばめられていて魔法のようでした。

うかがっているうち、話しているうちに、父母の想い、父母の父母の想い、姉妹の想い、夫の想い、子供たちの想い、友人や知人、同僚の想い、無数の出会いと善意に囲まれていることに感無量となってしまいました。号泣したい!という欲求が沸き上がりましたが人目が気になり出来ず、その点だけは心残りとなってしまいました。

具体的な道を示してもらったわけではない、けれど、自分には何も出来ない、出来ないので覚悟出来ない、というループが断ち切れたように思います。

帰宅して、興奮して夫に内容の一部を伝えたところ、「それずっと言ってたじゃん」と言われましたが、やはり第三者に筋道立てて言っていただくことで納得する、という要素は大きいと思います。

今回の出逢いに心より感謝いたします。佐藤さんありがとうございました。
そして、実礼ちゃん、ありがとう!


キャリアデザインカウンセリング

【公開セッションの様子】

<聞き取り抜粋>キャリアデザインカウンセリング 

<フィードバック抜粋>キャリアデザインカウンセリング