今日は、東京のヒューマン・ギルドで、アメリカから来たマリーナ・ブルフシュタイン博士のアドラー心理学の講座に参加しました。
アドラーの人生とアドラーに関わった人たち、フロイトとの関係性、後継者、そして時代背景、アドラー心理学が出来上がった流れを包括的に理解することができました。
そして、ずっと分からなくて、いろんな人に聞いたりしてそれでも分からなったことの答えがようやく分かりました。
私はアドラー心理学で言うところの、人の究極目標についてここ二年ばかり、ずっと悩んでいたのです。これの正しい考え方は何が正しいんだ?ということです。
究極目標とは、人があらゆる時に目指す北極星のようなものです。
いついかなる時もそこにあって、たとえ雲で見えなくなってもその向こうにあり続け、私たちはそこを目指して人生を航海していくというもの。
で、結局、分かったのは、様々な人に様々な見解がある。ただそれだけ(笑)
そりゃ、ハッキリと分かることはないわ。
ということで、ここについての私の考え方を気兼ねなく話せそうです。
ザックリ言うと、こんな感じ。
「人はこの世界で自分が生きていくために、それぞれの究極的な目標を持つ」というもの。
あらゆる人が「所属」を目指すという、人間の究極目標は「所属」という考えもあるが、私の場合、この世界に自分として存在するためにぐらいの緩い所属感を元にした、例えば「安心」、「優越」、「完全」、「調和」といった究極目標を持つというもの。
今の私の考えはこれ。
ただ、もしかしたらまた変わるかも。
けど、それでいい。
受講生側の時は、ボケ~っとして聞いてただけだったのが、それを伝える側に回ると、いい加減なことは言えないので、結構こういうの気にするんですね。
正に、教えることは学ぶこと。
人は教える、あるいは伝えるようにならないと真に学ぶことにはならないのかもしれませんね。
人は必ず何らかの目標追求性を持っています。
それがなければ動きません。
それは、ある状況に置かれた時に発動する、自分ならではの行動パターン。その点が、いくつもの出来事を元に点から点を結ぶ線となり、その線がライフスタイルとして究極目標に繋がっていく。
そのライフスタイルの動的な線が見えた時、その線が奏でるメロディが聴こえた時、感動が訪れる。これが他の心理学にはないアドラー心理学ライフスタイル診断ならではの魅力のように思うのです。
明日あさっても、このマリーナの講座は続くのでした。
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