今日はアドラー心理学を学んだ同期生とライフスタイル診断の勉強会を行い、実際のケースをもとにあれやこれやと話し合ってきました。

ライフスタイル診断とは、アドラー心理学の手法で、人の生き方のパターンを分析するものです。簡単に言ってしまうとそれまでですが、このライフスタイル診断は実に奥深いだけでなく、非常に魅力的です。

これまでいろんな心理学を学んできましたが、私はこのライフスタイル診断にすっかり魅せられてしまいました。

何がそんなにいいかというと、クライエント本人ですら知らない自分の隠された秘密を解き明かし、時に大きな気づきや感動を呼ぶからです。しかもそれが結構当たる、というより理論的に当たって当然と言えば当然ですが。

他の心理学にはない、正に生まれるのが百年早かったと言われる、アルフレッド・アドラーが遺した大きな遺産と言えるでしょう。

そのライフスタイル診断を仲間と共に学んで研鑽しているわけです。

人は自分だけの視点ではどうしても弱いし、見過ごすところが多いのですが、これが多数の人間の視点プラス対話で深堀していくと、大きな気づきなり発見があります。これが大きいんですね。

そうやって独学と、共学?の日々修行をやっているわけです。

そして勉強会後は、日本うつ病センター主催の「若年勤労者の自殺対策支援のためのワークショップ」に参加しました。トータル四日間の連続シリーズに結局全部出ちゃいました。

今日は、まずは認知行動療法の第一人者である大野裕先生による、インターネットを活用したストレス対策のお話がありました。

大野先生の講座はこれまで何度も参加してきたので、正直今まで聞いたのと同じようなお話でした。そのせいもあってか、更にお昼後でうたた寝聴講になってしまいました。

ただ、認知行動療法を学びたい方には一番お勧めの先生ですね。

認知行動療法の創始者アーロン・ベックから直接学んだ方で、何せ人柄があったかそうで分かりやすい先生ですので。

ただ、大野先生曰く、日本で国際的な認知行動療法の資格なりスキルなり持ってる方は一桁しかいないとのこと。要は質が伴っていないと。

正に我が意を得たり。
私がずっとなんとなく感じていたことでした。

どうしても、認知行動療法を実践する精神科医は、医療職特有のなんというかフォーマットに従って質問していく傾向があるような気がします。

そこには、目には見えない会話の間や、何を言っても否定されない非審判的態度といったような人間味がない。そもそも、非審判的な態度なき人には人は警戒して真実を語らないかもしれません。

当たり前です。
変なこと言ったら、批判されたり軽蔑されたりすることなんて、人は言いたくないですからね。

このシンプルにして対人援助職として必須のものが欠けているように思うお医者さんをしばしば見かけるし、耳に入ってきます。残念でなりません。

だから、認知行動療法にたとえエビデンス(実証、証拠)はあったとしても、なんとなく機械臭を私は感じてしまいます。

認知行動療法には問題解決技法であるとか、生活習慣についての生活リズムを図るやり方は結構使えたりするので有効に使わせてはもらっています。

あとは当然、認知行動療法の本質である認知が変わるということは、カウンセリングにとって大きなことですので大事なこととは思いますが、他の療法でも程度の差こそはあれやっていることかと思います。

随分前に、動機付け面接技法というこれまた精神科医などの医療職で徐々に広がっているものを一年ぐらいかけて学びましたが、これまた機械臭を感じました。

評価尺度として、オープンクエスチョン(開かれた質問【例】「どう思いますか?」、「どんな気持ちだったんですか?」)を質問したら5点とか数えていき、それらの総得点で評価するという。
う〜ん・・・

もちろん、私の感覚としては時に冷たい印象を感じることがある医療職が、こういった対人スキルを持つことは素晴らしいことと思いますが、そもそもの傾聴スキルを学ぶことの方がむしろもっと意義があるのでは?なんて思ってしまいます。

医大生時代に患者との面接練習とか学べないのかなぁ?そんな優先順位低そうなことに時間は割けないのかなぁ?とかいろいろ思ったりもします。

患者との信頼関係の構築が医療の効果なり展開なりに、いかに影響するかというのはあると思うのです。

一方、私たち心理職や福祉職は逆にエビデンスというか理論的根拠とかが曖昧で、職人気質の仕事になりがちな所があるかと思います。

私も、自分のスキルを上げていくことに集中するという自分の範囲での自己満足程度で、業界としてどうあるべきかに正直関心があまりありません。

どうも今の私は職人としてトコトン突き詰めたいというステージにあるのかもしれません。

これからどうなるのかは分かりませんが。

夜は、アドラー心理学を学んだ仲間の方々と、その先生であるヒューマン・ギルドの岩井先生とでギョーザ会なるものに参加しました。
参加者のいろんな男と女のお話が聞けて面白かったです。
さぁ、私を含め何人かが今年どうなっていくのか、楽しみです。